“英語が話したいけどいつになっても話せるようになる気がしない”
こんにちは、まあちいです。
この記事を覗いてくれたということは、あなたも英語が話せるようになりたいと思っている方でしょうか。
僕も英会話を上達したいと思い続けて思考錯誤しています。
仕事でも英語を使うことがあるし、何より英語が話せると
外国の友人ともいっそうコミュニケーションがとれるし海外旅行も楽しみ方が変わってくると思うんですよね。
そんな感情をモチベーションに、休日や隙間時間にちょこちょこ勉強してはTOEICを受けるということを繰り返していたため、
初めて受験したときが580だったTOEICのスコアは、785まで増やすことができました。
しかし、、、うすうすと感づいていたことがあったんですよね。。。
「このままTOEICのスコアが上がったところで、英語が話せるようにはならないんじゃないか」と。
実際TOEICのテストはリスニングとリーディングしか評価しないため、
会話能力を見るなんてことは一切ないし、そのためテスト対策だって英会話の練習はまるでしないわけです。
目的が英会話なのに、実際に話す練習をしないで話せるようになるわけないですよね。
しかし日本の教育では、”英語で会話する”という訓練が極端に少ないのが現状で、
日本人が英語を苦手とする所以ではないでしょうか。
そんなとき、本書を読んでみて良いことをいうなと思ったので、概要をレビューしたいと思います。
この記事では、「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」という本を読んで
僕が感じたことを紹介しますね。
Contents
「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」を読んで
本書は英会話が得意ではない著者(コウスケさん)が、
同じく著者であり英語の先生でもあるアメリカ人のソレイシィ先生から英語の話し方を教わる様を会話形式にした英会話学習教材です。
”英語が話せるようになりたいけれどあまり得意ではない”という点でコウスケさんは読者から親しみがもてる存在で、
本書の構成はコウスケさん自身が読者の視点にたって疑問点を先生に質問していくスタイルのため、
とても共感しやすい内容でした。
受験英語に出てくるような文法やたくさんの単語などは出てこず、さくっと読みやすい。
それでいて”なぜ日本人は英会話が苦手なのか”という本質をついた本だと感じます。
ソレイシィ先生は、英会話上達方法の結論をいきなりプロローグの冒頭で先に言っています。
英語が話せるようになるための方法とは!?
やるべきことは2つだけ。
−オンライン英会話を活用する
−スピーキングテストを受ける
読者の気持ちを代弁するように、オンライン英会話とスピーキングテストに
抵抗感があることを伝えるコウスケさん。
外国人と話すことは、恥ずかしいを通り越して恐怖であると。
この本では5章にわけて、外国人と話す上での恐怖心を軽減するような方法や考え方、
便利な表現を学べる構成になっています。
そして冒頭で結論を言ったとおり、併せてオンライン英会話とスピーキングテストを実践することが
重要とのこと。
以下、各章の内容をざっと紹介します。
Chapter1 考え方編
この章では日本の学校教育で習う英語は、単なる「英語パズル」であると指摘。
受験英語では穴埋め問題や4択で最適なものを選ぶ独特なパズルを解かされていたけれど、
実際の生きた英語は答えは1つじゃない。
正しい答えを導き出すのではなく、自分の考えを相手に伝えることが重要とのこと。
本書では、自分の考えを伝える上で、
(1)汎用性が高く応用が聞きやすい便利なフレーズ(本書では釣り竿と呼ぶ)
(2)釣り竿表現に+ジェスチャーを交えること
(3)ネイティブの発音は身につける必要はない。短く発音するのがコツ。
(4)TOEIC(L&R)は学校の穴埋めテストの延長。スピーキングテストではないので650点以上とらなくていい。
Chapter2 ペラペラ入門編
2章では、オンライン英会話やスピーキングテストをいきなり受けるのがハードルが高い人のため、
外国人とコミュニケーションをとるためにすぐに役立つ便利な表現を学習。
具体的な表現として、
(1)Hi. は万能な挨拶
(2)Sorry?とThanks、Sureの使い方
(3)道を尋ねられたときの表現
(4)お願いするときは何でもMay I have + 〜 ?
Chapter3 ペラペラ初級編
3章ではどんなシチュエーションでも自分の思ったことを基礎的な英語で話せるようになることを目的としています。
3章で学ぶことは、
(1)知らない単語は簡単な文章を組み合わせて説明する。
(2)何か依頼するときは、Excuse me. や I have a favor to ask. を頭につけると通じやすい
(3)確認するときは、文の最後にis that OK? やright?をつける。
(4)主語、述語、目的語の語順は守る。
(5)前置詞はイメージでマスター。
Chapter 4 ペラペラ実践編
4章のステップは、これまで学んだことを使って実際にオンライン英会話で練習すること。
この章では再度、日本の英語教育が英語を話せるような教育になっていないことを指摘。
オンライン英会話で練習する際のコツとして、
(1)英語習得には実際に使うこと、時間をかけること、継続することが大事。
(2)英語の失礼な表現はほとんど気にしないこと。
(3)会話を続けるコツはHow about you?
(4)予測できる質問(家族や趣味の話題)には予め答えを用意して練習しておく
さらに、スピーキングテストを受けることでレベルアップのスピードが上がる点を指摘。
本書のおすすめはアルク社のTSSTで受講料8,000円。
高いようで、費用対効果で考えるとはるかにお得とのこと。
スピーキングテストの対策としては、
(1)言葉に詰まった際は近い単語への言い換えるか、その話題を避ける、あるいは日本語で言ってしまいそのあとに説明を付け足す
(2)聞き取りはAmazonPrimeでハマる海外ドラマを見つける。気になったシーンは繰り返しみる。
AmazonPrimeは個人的にもおすすめですよー。年会費3,900円、月額400円でも入れて、
映画やドラマが見放題ですからね。
単に英語のリスニングするよりストーリーを楽しみながらするほうが絶対いいに違いない!
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Chapter 5 ペラペラビジネス編
5章の目的は仕事で英語を使いこなすこと。
ビジネス英語のコツとしては、
(1)ビジネスだからといって難しい英語を使う必要はない
(2)相手の時間をうばわないよう、適正なスピードで話すことが大事。
(3)日常会話の釣り竿表現をビジネスに応用する
(4)わからないときは話を遮ってでも聞くこと
(5)電話がかかってきたら、簡単な会話を交わしてワンテンポおく。
(6)会話のキャッチボールの往復数を増やすよう意識する。
まとめ
冒頭にも話しましたが、本書は徹底して読者目線なのがすばらしく、英語を話すことができない人の
悩みを汲み取ってひとつひとつ丁寧に解説してくれる点が良かったです。
日本人は勤勉であるにもかかわらず、英語ができない人が多い印象ですが、
僕含めとりわけ会話が苦手。
それもそのはずで、中学からの英語教育では会話の練習がまったく足りていません。
本書では冒頭からオンライン英会話とスピーキングテストが最短の道であるとした上で、
オンライン英会話とスピーキングテストを受ける土俵に立つことすら恐怖心を覚える日本人に対して、
まずは土俵に立てるためのお役立ち表現を教えてくれます。
日本の教育が間違っており、正しい方法を最初に結論づけ、その土俵に立つための方法を最短距離で伝授。
とても理にかなっていて納得されられました。
この本で肝心なのは、実際にオンライン英会話とスピーキングテストを受けること。
本だけ読んで納得した気になって終わりでは意味がないでしょう。
僕も英会話を習得したいと本気で思っているので、TOEICはもうほどほどにして、
これからはオンライン英会話とスピーキングテストを受けようと思います。
なにはともあれ、英語を話す方法を学ぶにはおすすめの本でした!
今日はこれまで。
まあちいでした。