”車の維持費を削減したい”
こんにちは、まあちいです。
−自家用車にはたまに乗る程度。乗らない時間が多くてもったいない。
−維持費がかかるので、いっそ売ってしまうか迷っている。
こんな悩みをお持ちの方は意外と多いのではないでしょうか。
我が家でも走行距離70,000kmのイタリア車を所有しています。
平日は通勤に使うものの、土日は乗らないことが多くてもったいない。
燃費もわるく維持費もかかるのでいっそ売ってしまおうかと思いましたが、
ディーラーに相談したところ今売っても100,000kmまで乗ってから売っても売値は変わらないとのこと。
そこで考えたのがカーシェアリング。
僕のイタリア車はなかなかレアな車で、車好きには乗ってみたい方もいるかもしれない。
それなら、どうせ乗らない休日に貸し出してしまえば車の維持費を抑えつつ、
乗りたい人にも乗ってもらえてwin-winじゃないか!という発想です。
善は急げということで調べてみると、
DeNAの個人間カーシェアサービス「Anycar(エニカ)」というものがあり、
ちょうど名古屋駅で説明会をやっていたので参加してきました!
この記事ではAnycar説明会に参加して聞いてきた、
エニカのシステム、トラブル事例や保険、借りてもらうためのコツなんかを紹介しちゃいますね。
Contents
Anycar(エニカ)とは?
マニュアル車を運転してみたい女子におすすめ!イタリア生まれの小さな #オープンカー、 #アバルト500Chttps://t.co/BEKexQBsfz
「シェアしたとき、ウチの子が褒めてもらえるのが嬉しいんです」
そうおっしゃるオーナーさんのアバルト500C。カーシェアしてみませんか? pic.twitter.com/on3fpK3c4Z— Anyca(エニカ) (@DeNA_Anyca) 2018年8月30日
エニカとはDeNAのサービスで、「個人間のカーシェアサービス」のこと。
スマホアプリでオーナー登録をすると、自分のクルマを貸し出すことができます。
あなたがクルマを使っていない時間でもクルマを有効活用できる、ザ・シェアリングエコノミーなシステムですね。
もちろんドライバーとして、レンタカーでは扱っていないようなレアなクルマに乗ることだってできます。
説明会では最初にオーナー編とドライバー編、2つの動画をみせてもらいました。
オーナー編
ドライバー編
オーナーとドライバー視点でそれぞれの需要にあわせた説明をしているわかりやすい動画ですね。
この動画の後に、詳細の説明と質疑応答がありました。
Anycar説明会で疑問点を聞いてみた
乗りやすい軽自動車の #オープンカー!かわいいスタイルでデートにぴったりの #ダイハツ #コペンhttps://t.co/rr6G42C40x
みなとみらいの夜景ドライブがオーナーのオススメです!#カーシェアドライブ pic.twitter.com/5vW0WG8rBx
— Anyca(エニカ) (@DeNA_Anyca) 2018年7月20日
お金のやりとりはどうやるの?
お金の支払い、受取は現金で直接行う必要はありません。
クルマをレンタルした後、月末払い、翌月末振込となっています。
個人間でお金のやりとりをする必要がないのは安心ですね。
オーナーのひと月あたりの平均受取金額は?
オーナーの動画にもありますが、公式には25,000円。
東京23区の平均なので名古屋ではもう少し落ちるかも。
立地条件にも大きくされますが、しかし月25,000円浮かせられたらでかいです。
年間30万円ですからね。
30万円あったら何に使いますかね。
貯金にまわしてもいいし、僕だったら海外旅行に使っちゃうかもしれないなぁ。
しかし注意点が1つ。
この25,000円という金額は「1回以上シェアされた人の平均」なのです。
実際にアプリを開いてみるとわかるのですが、
レビュー0件、つまり1度も貸し出せていない人がたくさんいるのです。
要は、1件目のレビューがつくまでがとてもむずかしい!ということですね。
「なんだ、簡単そうに書いているけど、結局借りてもらうの難しいんじゃん」
と思うのはまだ早いです!
ちょっとした工夫しだいでレビューがつきやすくなる、そんなコツを聞いてきましたよ!
借りてもらうためのコツ
車歴はハチロクにインプレッサ…頭文字D大好きなオーナーさんのスプリンタートレノ(AE86)https://t.co/BLFA90Mb6Q
今では稀少な1型で、とことん原作通りのパンダトレノ!
この車の購入のきっかけには、偶然の出会いがありました。 pic.twitter.com/n53dFuuLT8— Anyca(エニカ) (@DeNA_Anyca) 2018年5月17日
使っていない時間にもクルマを有効活用できるエニカですが、
現状はレビューがたくさんつく人と0件のままの人とに2極化しているとのこと。
そこでレビューがつきやすくなる、ちょっとしたコツを聞いてきました!
1.輸入車や大型車が人気
これはコツとはちょっと違うかもしれませんが、
戦略を練るためには情報を集めて状況整理することが大事です。
実際に借りられやすいクルマの特徴を把握した上で戦略を立てましょう。
そこで人気ランキングにのっているクルマを見ると、
ポルシェ、アウディ、MINI,ベンツなどの外車かスポーツタイプのオープンカー、
大勢で乗れる多様な場面に対応できるアルファードやセレナが人気。
自分の貸そうとしているクルマがどの程度需要の高いものなのかを最初から認識した上で、
人気な場合にはそれをセールスポイントとして全面に出して紹介しましょう。
逆にコンパクトカーなど人気があまり出ない、ライバルが多いクルマの場合には、
これ以降の工夫を特に力をいれてあげる必要があるでしょう。
2.自己紹介、クルマの紹介文と写真に力を入れる
当たり前に聞こえるかもしれませんが、これができていない人が多いとのこと。
借りる側も初対面の方に借りにいくのはなかなか緊張するもの。
自己紹介の文面や写真で、優しそうな雰囲気や信頼できる人かどうかをよく見ています。
顔をうつす必要はありませんが、休日のリラックスした服装であったり、
どんな想いでクルマを貸し出すに至ったかなど、丁寧・親切に自己紹介するのが良いでしょう。
また、やはり貸出する商品のセールスポイントをちゃんとアピールすること。
どんな人をターゲットにしていて、借り手がどんなことを求めているのかを汲み取った上で
自分のクルマならばそれを実現できることを熱心に伝えてみましょう。
このあたりはブログと似ているところがありますね。ブロガーの方は特に腕の見せどころになりますね。
さらに、クルマの写真はとても大事。自分が借り手になったと想像しましょう。
いくら文章が魅力的であったとしても、写真がいまいちだったらどうしますか?
ちょっと思っていたのと違うなと感じて、借りるのをやめてしまうかもしれません。
写真は視覚的にダイレクトにアピールできるので、自分が撮影できるベストの写真を撮って載せるようにしましょう。
写真をとるのが苦手という方は、プロが無料で撮影してくれる撮影会(※現状では東京でのみ実施)が
企画されているのでそちらを利用してみましょう。
3.レビューがつくまでは安めの価格設定にする
維持費削減を目的としてオーナーとして登録した人の場合、
つい早く受取金額が欲しくなってしまうもの。
エニカの面白いところは、貸出し価格も上限の範囲内(クルマの買値や走行距離により算出される)であれば
自分で決定できるところにあります。
例えば上限が12,000円/日のクルマであればつい高い受取金額が欲しくなり、
貸出価格を10,000円/日や11,000円/日あたりに高く設定しがち。
しかし、レビューがつくまでは自分のクルマがひと目につきにくい状態なので、
最初は安めの値段に設定するのがおすすめです。
価格を自分で設定できるのが面白いところでもあり難しいところでもあります。
「いくらくらいに設定すればいいのか全然わからない」という方は、
自分の貸し出す地域に登録している周辺のクルマを検索してみることです。
最初はそれらの中で一番安いくらいに設定してあげることで、
借り手からみて「コストを優先するならその地域で一番のクルマ」というセールスポイントを
作ってあげるのが手っ取り早い方法です。
価格をあげるのは、良いレビューがついてひと目に触れる機会が多くなってからでも遅くはなさそうです。
4.アピール/クーポンシステムを最大限利用する
−クルマを借りてもらうためには、まずひと目に触れる必要がある。
−なのに人気のクルマランキングで上位に表示してもらうには、レビューがたくさんついていないといけない。。。
この矛盾した事実が、レビューの多いクルマとレビュー0件のクルマとに2極化してしまう原因の一因といえるでしょう。
しかし!!
レビュー0件の人が使いこなせていない重要な機能があるのです。
それは「アピール/クーポン」を使うということ。
アピール/クーポンはオーナーの方が自分で設定できるシステムで、
例えば「今だけアピール」といって期間限定でアピールポイントをPRできたり、
「先着1名様は10%オフ」といった割引を設定することができます。
肝心なのは、この「アピール/クーポン」を使うと、一定期間だけランキングの上位に表示してもらえるということ。
つまり、レビューのない人でもひと目に触れて広告できる、一発逆転が狙えるスーパーシステムなわけです。
「アピール/クーポン」は月3回まで使えるので、これを知らずに使わないのはもったいなさすぎるといえます。
5.イベントに参加してみる
おもしろいのは、エニカが頻繁にイベントを開催していることです。
−サービス説明会
−オーナー交流会
−クルマ写真撮影会
−レーシングカートイベント体験走行会
といったイベントが頻繁に開催されているのです。
最初聞いたときは、クルマ好きなひとが集まる会だから、
ただクルマを貸し出したい自分には無縁かなと感じました。
ところが、イベントに参加しているエニカユーザーの方はフレンドリーな方が多く、
僕ら夫婦が参加した説明会でも、参加者の5人でお互いのクルマを紹介したりして仲良くなり、
ライングループを作ることになりました。
そのうち2人は、ぜひ僕のクルマに乗ってみたいとのこと。
そう、これらのイベントは車好きの方が集まるイベントなので、
参加することで交友も深まるし、何よりクルマ好きの方たちに自分のクルマを自ら宣伝できる良い機会となるのです。
レビューが少ないうちは、ネット上で相手の信用を勝ち取るのは至難の業。
しかし、直接あって気が合う仲間ができると、クルマに乗せてほしいと言ってくれる方がでてくるかも。
初心者こそ、積極的にイベントに参加してみましょう!
よくあるトラブル事例を教えて
『筑波山で味わう、マツダが作ったイタリアンスポーツカー。アバルト124スパイダー』https://t.co/I73ksMqByO
アバルト124スパイダーで筑波山をドライブしてみたら?
走りの楽しさの味わい方がわかります! pic.twitter.com/xMc553FwEZ— Anyca(エニカ) (@DeNA_Anyca) 2018年3月27日
次によくあるトラブルについて質問しました。
ありがちなトラブルとしては、
−朝はやくレンタルしたが、ドライバーもしくはオーナーが寝坊してしまい、
貸出がスムーズにいかない
−渋滞にはまってしまい、返却が遅れてしまう
−傷が増えた、増えない
といったことが発生する場合があるとのこと。
原則これらのトラブルが会った場合にも罰金のようなものはありませんが、
対応がひどい場合にはレビューでの評価が下がることになるでしょう。
エニカはまさに評価社会なので、レビューがわるいのは致命的ですので、
レビューを下げないよう、常識はずれな行動をとる方は少ないです。
どうしても個人間で解決できない場合にはAnycarの運営に相談できるので安心ですが、
運営が仲裁に入るケースはよっぽど少ないとのこと。
また、駐車違反や速度オーバーの違反金支払いがオーナーの家に届いたという事例もあるようですが、
ドライバーさんに連絡して支払ってもらいましょう。
オーナー、ドライバーともに登録時に住所や電話番号を登録しているため、
ばっくれるようなことはほとんどないみたいですが、
もし支払ってくれないような場合にはエニカ運営に連絡しましょう。
保険はどうなっているの
保険に関しては、ドライバーが1日掛け捨て保険に入ることが必須となります。
注意事項としては、
−10万円以下は自責となる
−盗難、当て逃げのリスクは残る
ということ。
どちらも原則はドライバーの方が支払うことになりますね。
特に盗難・当て逃げされた場合は全額ドライバーの責任になるのは少し怖いところ。
そのようなリスクがあることも把握しておきましょう。
Anycar(エニカ)運営側の取り分はいくらなの?
Anycar運営側の取り分は10%です。
つまり、オーナーに振り込まれる際、10%差し引かれた額が振り込まれるということ。
例えば8,900円/日で1日貸出した場合、890円分は差し引かれて8,010円が振り込まれることになりますね。
この10%を高いと見るか低いと見るかは人によるかと思いますが、
Anycarを仲介することで万が一のトラブル時にも仲裁してもらえることを考えれば
妥当な金額ではないでしょうか。安心を買うことは大切でしょう。
稀にドライバーとオーナーが結託して、2回目以降は個別に貸し借りしだすパターンがあるらしいですが、
トラブルの原因になりかねないのでやめましょうね。
以上、Anycar(エニカ)説明会に参加してきた感想でした。
結果、Anycarが人気な理由がわかった気がします。
自分のクルマの維持費を削減できること、色んなクルマに乗ってみたいという希望が叶うこと、
それだけでも素晴らしいことです。
ただし、参加者の方々のフレンドリーな様子をみていると、ただクルマの貸し借りをする以上に、
色んな出会いがあって、魅力的な人に出会えるのも良かったなと思います。
実際、来ている人たちの一部は、クルマ好きの仲間との出会いを求めに来ているかのようでした。
僕はさほどクルマに詳しいわけでもないですが、
日頃出会うことのない多種多様な人たちと仲良くなれる機会は素晴らしいと感じました。
結局この日も、参加者の方たちと意気投合し、一緒にお酒を飲んできました笑
エニカが気になった方はぜひ登録してみてください。
今日はここまで。
まあちいでした。
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